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Home > ReCoo(レクー)が考えるエコドライブ > エコドライブ実践レポート > [エコドライブ比較実践レポート]第2回:巡航は「なめらかさ」がポイント

[第2回]巡航は「なめらかさ」がポイント

巡航中も上手な状況判断で、燃料を削減

普通の運転(A)は、幹線道路に出て50m先の信号が赤なのに加速してから一旦停止。一方、エコドライブ(B)は信号を見ながらゆるやかに速度を調節したので、止まらず信号を抜ける。これだけで60%近くも燃料が少なくて済んだ。
その後も7つの信号を右左折車に気を使いながらの走行である。(A)はアクセルを踏んだりブレーキを踏んだりと、アクセル踏み込みの変動の大きな運転で、 速度を調節しているが、(B)は前方の信号や車の動きに気を配って、アクセルの踏み込みを10%程度で変動が少なかった。その結果、ここでも、35%程度の燃料消費を減らしている。

2つの運転をグラフにして比較してみると・・・

グラフの中をクリックすると、その部分の解説にジャンプします。

グラフの見方
グラフは、わき道から幹線道路に出て、その幹線道路を約1.7km走行したときの、速度(km/h)、アクセル開度(%)、燃料消費率(cc/sec*0.1)、エンジン回転数(rpm*100)、擬似ギア比(*1000)、走行距離(m)を横軸に時間経過をとって示しました。

運転方法の解説

(1) 70-80秒:前方の状況を見て信号待ち回避


幹線に出ると、50mくらいで信号があり、まだ赤信号になっています。 Aは早く加速して速度を上げているため、信号待ちで一時停止を強いられています。 Bは緩やかな加速で、前方を見ながら速度を調節しているので、減速途中で青になり、停止せずに信号を通過できています。

Aは再発進時にアクセルを30%まで踏み込み、短時間で50km/hまで加速しています。その時にエンジン回転数は3000回転まで上がっている。そのため、20.5ccと多くの燃料を消費しています。 Bは停止の必要がなかったため再発進もなく、アクセルの踏み込みは10%前後で安定しており、再加速時にもエンジン回転数は2000回転以下に抑えられていて7.5ccの燃料消費にとどまっています。


(2) 80-130秒:前方の状況を見て速度変動を抑制

幹線すぐの信号を通過した後は、片側2車線の走りやすい道でありますが、緩やかなアップダウンがあり、先行走行車や他車線の走行車があるため、周囲の車両に気をつけながらの走行です。 次の停止までに7箇所ほど信号がありますが、青信号で停止せずに通過できました。 ただし、右左折車が多いため、交差点通過時にはそれら車両の存在に留意しながらの走行をしています。

グラフから、Aはアクセル踏み込みの変動が激しく、上り坂で強くアクセルを踏み込んだり、下りなどでブレーキを踏んで減速し、先行車との車間距離を調整している様子が見ます。 Bは前方の信号や先行車の動きを把握しつつ、アクセル踏み込みを10%程度に維持しており、エンジン回転数も2000回転以内に収まり、加速、減速とも緩やかな速度変動を示しています。

Aの燃料消費は、3cc/secを超えることもある一方で、アイドリング時燃料消費0.2cc/sec程度になることもしばしば。 Bは上り下りや先行車との車間距離調整で速度変動はあるものの、ほぼ1cc/sec程度の燃料消費を保っています。 Aの燃料消費量は66.4ccであり、Bの燃料消費量は43.3ccとなっています。

※出典:財団法人省エネルギーセンター「エコドライブ比較実践レポート」

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