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Home > ReCoo(レクー)が考えるエコドライブ > エコドライブ実践レポート > [エコドライブ比較実践レポート]第1回:信号待ち、そして発進時の運転

[第1回]信号待ち、そして発進時の運転

こうして実験を行った

一般的な普通の運転(A)とエコドライブを意識した運転(B)で、スムーズに流れている2車線の道路を運転した時の走行データを分析して、エコドライブはどこが違うのかを詳細に解説していきます。
約1.7kmの走行データを使い、技術をご紹介してまいります。
※このテストの全体像は、次のとおりです。
実施日付 2006年7月8日
実施場所 付近の地図>>
比較の方法 一般的な普通の運転(A)とエコドライブを意識した運転(B)での走行を比較
測定方法 ReCooのモニター車を使い、車載機のデータ(速度(km/h)、アクセル開度(%)、燃料消費率(cc/sec*0.1)、エンジン回転数(rpm*100)、擬似ギア比(*1000)、走行距離(m)を測定した。


エコドライブは6割の燃料消費で走れた!

普通の運転の走行は、185ccの燃料を消費しているのに対し、エコドライブでは106ccと約6割しか燃料を消費していません。なぜこのように燃料消費が異なってしまうのか、運転の違いによる燃料消費量の差を解説していきましょう。

2つの運転をグラフにして比較してみると・・・

グラフは、わき道から幹線道路に出て、その幹線道路を約1.7km走行したときの、速度(km/h)、アクセル開度(%)、燃料消費率(cc /sec*0.1)、エンジン回転数(rpm*100)、擬似ギア比(*1000)、走行距離(m)を横軸に時間経過をとって示しました。
グラフの中をクリックすると、その部分の解説にジャンプします。

運転方法の解説

(1) 0-40秒は信号待ちから発進


まず、40秒間信号待ちをしています。わき道から幹線道路に出る場所で、たいがいの場合長い信号待ちを強いられます。普通の運転はアイドリングして信号待 ち、Bはアイドリングストップをしている。エコドライブは信号が青になるタイミングを見計らい、発進5秒前にエンジンを再始動させている。エンジン再始動 時にエンジン回転数は一時的に1000回転を超えるが、数秒後にはアイドリング時の回転数に戻っています。 アイドリング時の燃料消費は0.22cc/secであり、普通の運転は9.0ccの燃料を消費しています。

一方エコドライブは、エンジン再始動時に幾分多めの燃料を消費するが、トータルの燃料消費は1.9ccとエンジンをアイドリングさせている場合に比べて、はるかに少なく、約80%も少なくなっています。


(2) 40-70秒は少し上り坂での発進

わき道から幹線へは、上り坂になっています。したがって、心理的には発進時にアクセルを踏み込みがちになります。
普通の運転では発進のために50%近くまでアクセルを踏み込み、エンジン回転数は一時的に2000回転を超えています。アクセルを踏み込みすぎたために、 一度アクセルを戻し、加速するために再度アクセルを30%まで踏み込みまた戻すなどアクセル操作のばたつきが見られます。

エコドライブでは発進のために10%程度のアクセルの踏み込みにとどめ、交差点内の右折で一度アクセルを戻した後、やはり10%程度のアクセルの踏み込みを維持しています。
普通の運転では、燃料消費はアクセルの踏み込みが大きいため26.0ccを消費しており、アクセルの踏み込みが少なく変動の少ないBの燃料消費は20.4ccとなっています。

注)低速域での速度計測上の問題から、アクセルの踏み込みに対し速度の発生に遅れが生じている。

   
■わき道からの上り坂を右折発進


■幹線道路に出る


※出典:財団法人省エネルギーセンター「エコドライブ比較実践レポート」

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